2009年2月28日土曜日

力戦振り飛車党のための、先手番戦法ガイド

自分の序盤を整理するため、また指し手を広げるために、
自分の指す戦法である、力戦振り飛車の序盤について書いてみます。

自分と同じような戦法を指す人の参考になればとても幸いです。

力戦振り飛車とは


主に角道を止めない振り飛車のことです。
対居飛車の持久戦になった場合、駒組みで負けないような指し回しを目標とします。
(よりはっきりと言ってしまうと、穴熊にされても戦える、または穴熊にされない振り飛車です)

序盤に突っ張った手を指すため、ほぼ互角の乱戦の筋も沢山あります。

なぜ先手番のみ?


ゴキゲン中飛車の序盤を見ると分かりますが、
最近の振り飛車は後手番のほうが指しやすいです。
なぜかというと、相手に先に形を決めてもらえるため、あわせやすいからです。

後手番の作戦は、
相手が居飛車ならゴキゲン中飛車か3手目3三角戦法、
相手が振り飛車なら相振りか居飛車でやればいいと思います。

というわけで、自分から形を決める先手番について話します。

初手について


振り飛車党の初手は▲7六歩か▲5六歩のいずれかだと思います。



▲7六歩はもっとも一般的な手で、まだ振り飛車かどうかすら確定していません。▲5六歩ははっきりと中飛車指向です。
他の手として端歩を突く手はあるかもしれませんが、今回は考えないことにします。

で、初手▲5六歩ですが、私はあまり指しません。初手▲5六歩で△8四歩と後手が居飛車ならよいのですが、△3四歩から相振り飛車にされる可能性があるからです。相振りの中飛車は少し指しにくい、というのが一般的な認識だと思います。(といっても、相振りに滅法強いタイプの人なら、▲5六歩から始めればいいでしょう。常に力戦中飛車にできます)
というわけで、初手は▲7六歩と指します!

次回は、2手目△8四歩の序盤について説明します。

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